アイメイクとワンセットともいえるカラコンですが、初めてカラコンをつける場合、選び方をはじめ、わからないことも多いでしょう。この記事では、カラコンの選び方・注意点・装着方法などを、初めてカラコンを使用する人向けに紹介します。自分にぴったりのカラコンを選ぶときの参考にしてください。
初めてカラコンに挑戦する前に
初めてカラコンを使用する際はまず、眼科検診を行う必要があります。ここでは、眼科検診の意味や検査する項目などを詳しく紹介します。
眼科検診
初めてカラコンに挑戦する場合は、まず眼科を受診し、カラコン選びに必要な数値を計測しましょう。眼科に行かないと、自分の目の健康状態、サイズ、度数、カーブの形などが分からず、カラコン選びにも失敗します。サイズや度数などの合わないカラコンは、炎症や視力低下の原因になるので注意しましょう。
眼科を受診する際は、必ず健康保険証を携行しましょう。診察では視力検査や屈折検査などを行い、目の健康状態を確認します。所要時間は1~2時間程度、診察費用は1,500~2,000円ほどが一般的です。
初めてのカラコン|知っておきたい用語
ここでは、初めてカラコンを選ぶ前に知っておきたい用語を紹介します。
DIA(レンズ直径)
DIAとは、コンタクトレンズの直径のことです。レンズを押しつぶすのではなく、半球状に膨らんだ状態のまま計測します。どれくらいがよいかは人それぞれですが、流通しているカラコンの多くが14.0~14.2mm程度です。ちなみにDIAが大きくても、黒目を大きく見せられるわけではありません。
着色直径
着色直径とはコンタクトレンズの着色された部分の直径のことで、黒目の見え方に関与します。黒目を大きく見せたいなら、着色直径が大きいものを選びましょう。着色直径が黒目より小さいと、見た目は裸眼の状態とあまり変わりません。どれくらいの大きさがよいかは、黒目をどれくらい目立たせたいかによります。
BC(ベースカーブ)
BCとは、コンタクトレンズの曲がり具合のことで、数値が大きくなるほど反り具合が緩やかになります。数値が大きすぎると、レンズが目からずれやすくなり、数値が小さすぎると、締め付けが強くなり目に負担をかけるので注意が必要です。それぞれの目に応じた最適な数値のコンタクトレンズを選びましょう。
初めてのカラコンの選び方とは?
ここでは、初めてカラコンを選ぶ際の注意点を紹介します。自分の目に合ったカラコンを選ぶときの参考にしてください。
サイズ
DIA(レンズ直径)
初めての方は、小さめのものがおすすめです。大きすぎると目を覆う表面積が増え、目に負担がかかります。DIAが大きいほど黒目が大きく見えるというわけではないので、初めのうちは平均的な14.0~14.2mmを選びましょう。
BC(ベースカーブ)
BCは、自分の目にあっているものを選びます。
着色直径
日本人の平均的な黒目の直径は12mm前後なので、初めての方は12~13mmを目安に選ぶとよいでしょう。自然な黒目にしたい方は13mm以下、少し多めに盛りたい方は13.5mm程度、黒目を大きく見せたい場合は14mm前後のものがおすすめです。着色直径は実際に装着してから見ためを確認し、その日の気分によって使い分けましょう。
瞳の色
カラコンの発色は、自分の瞳の色によって変わります。例えば黒い瞳はカラコンの発色を弱くし、茶色い瞳は発色を強くする傾向があります。初めてカラコンを選ぶ場合は、自分の瞳の色とカラコンの発色具合が合っているかを確認しましょう。最初は、瞳の色に近いものがおすすめです。
使用期限
初めての方はワンデーを装着し、カラコンの使用感を確認するのがよいでしょう。ワンデーは色々なカラコンを試せるうえ、毎日交換するため衛生面で安心です。初期コストが低く、メンテナンスにかかる時間・お金・手間も大幅に削減できます。「初めのうちはできるだけコストを抑えたい」という方におすすめです。
カラコンのつけ方
ここでは、カラコンの正しい付け方を紹介します。カラコンは間違った使い方をすると、目に負担をかけるので注意してください。
STEP1:表裏の確認
カラコンを取り出す前は、手を石けんでよく洗いましょう。カラコンを指に乗せ、表裏を確認します。表裏は、カラコンの形状で見分けてください。正しい表面は横から見ると綺麗な半球状になっていますが、裏返った状態の場合は全体が外側へ反り返っています。また、レンズに破れ等がないか確認をしてください。
STEP2:黒目にカラコンをのせる
カラコンを黒目にのせる際はまず、鏡を見ながら指で上下の瞼を広げます。適度に瞼が広がったら、瞼を広げている反対の手の人差し指の上に置いたカラコンを、黒目の上にゆっくりとのせましょう。
STEP3:違和感がないか確認
カラコンが黒目の上にのったら、目を何回かまばたきし、違和感がないか確認します。レンズにほこりや汚れが付着していた場合は、目が傷つく可能性もあるので注意しましょう。
カラコンのはずし方
ここでは、カラコンの外し方を紹介します。目に負担がかかる工程なので、慎重に行なってください。
STEP1:黒目からカラコンをずらす
鏡を見ながら中指で下瞼をひっぱり、人差し指を使って、黒目からカラコンをずらします。カラコンがずれにくい場合は、数回まばたきをしたり、専用の目薬で湿らせてください。強引にずらすのは危険なのでやめましょう。
STEP2:カラコンをつまんではずす
黒目からずらせたら、カラコンを指で優しくつまんで慎重にはずします。外しにくい場合は、数回まばたきをしたり、専用の目薬で湿らせながら徐々に外していきましょう。無理やり外そうとすると、レンズや目が傷つきやすくなります。
カラコン購入時に一緒に選びたいアイテムとは
ここでは、カラコンと一緒に用意したいアイテムを紹介します。役に立つものばかりなので、できるだけすべて揃えましょう。
洗浄液・保存液
洗浄液・保存液は、ワンデー以外のカラコンの汚れを洗い流す時に使用します。最近は洗浄液・保存液が一緒になった商品も多いですが、中には使えないカラコンもあるので各洗浄液・保存液の説明書やカラコンの説明書を読んでください。
ケース
カラコンを保管する容器です。ワンデー以外のカラコンなら1日以上使用するため、必ず必要となります。カラコン同様、衛生面が大事なため、毎日ケースやケースの蓋の内側と外側の洗浄を行い、乾かすことが大切です。ケースが清潔でないと、レンズをどれだけ消毒しても意味がありません。
ただしケースも汚れがたまってくるため、ケース自身も、定期的に新しいものに交換する必要があります。
目薬
コンタクトレンズ専用の目薬を使用します。目に乾燥を感じた場合、点眼しましょう。
ただし、カラコンに使用できない目薬もあります。そのため購入時はパーケージをみて、カラコンにも使えるかよく確認しましょう。
購入前に確認したいカラコン利用の注意点
ここでは、初めてカラコンを買う方が注意すべき点を紹介します。
装着ルール
カラコンは目のトラブルを抑えるためにも、正しく装着しなければなりません。初めてカラコンを使用する際は、眼科医から指示された装着時間を守り、目に慣らしてください(最初は6時間程度から始めて下さい)。
カラコンは違和感がなくなり、慣れてきたときが一番危険です。うっかり装着したまま就寝しないように、寝る前は必ず外しましょう。使用期限の切れたものは即交換してください。洗浄や消毒など、適切なケアを行うことも重要です。
定期健診
カラコンを使用する場合は、定期的に眼科検診を受けましょう。初めのうちは1週間ごとに受診し、経過観察するのがおすすめです。問題がなければ、眼科医の指示に従い受診の間隔を延ばしていきます。トラブルがあってからでは遅いので、違和感がない場合でも必ず眼科を受診しましょう。目はとてもデリケートなので、しっかりとケアしてください。
違和感がある場合は使用しない
装着後の違和感がなくならない場合は、目のトラブルになる可能性が高いので使用を中止して下さい。中止後は、速やかに眼科を受診しましょう。眼科ではトラブルの経緯を詳しく説明し、問題の原因を特定・改善してください。
注意点をまもって自分にぴったりのカラコン選びを
初めてカラコンを購入するときはまず、眼科を受診し、度数、DIA・BCの数値を把握します。それぞれの数値は、カラコンの付け心地に関わる要素なので、正確に測定してください。眼科受診後、初めてカラコンを購入する際は、ワンデーで使用感を確かめるのもおすすめです。
COCOBEAUMO(ココビューモ )は、粧美堂株式会社が運営しているECショップです。色・装着期限・DIA共に、幅広いバリエーションのカラコンを取り揃えています。東京都から認可を得たカラコン販売店なので、初めての方でも安心です。カラコンを試してみたい人は、ぜひお試しください。