「カラコンの処方箋」とは、カラコンを購入する際に眼科医から販売業者に出す指示書のことを意味します。おしゃれや美容に興味があり、カラコンにチャレンジしてみたいものの、購入方法がわからない人も多いことでしょう。
この記事では、カラコンの処方箋に関する内容を紹介します。カラコンを買う時に、処方箋や眼科検診が必要な理由などについて解説しますので、参考にしてください。
カラコンを買うときには処方箋が必要
ここでは、カラコンを買うときに処方箋が必要となる理由などを解説します。
眼科で出してもらえる処方箋とは?
カラコンやコンタクトレンズの処方箋は、安全にレンズを使えるように眼科医が販売業者に出す「指示書」です。処方箋は保険の適用になり、初診は2,000円前後、再診では500円前後かかります。
カラコンを買うのに処方箋が必要な理由
カラコンは、高度管理医療機器です。自分の目にあうものを使わないとトラブルが起こる可能性もあります。自分の目にあうカラコンを選ぶためにも、処方箋は必要です。
高度管理医療機器とは?
副作用を起こした場合に、人体への影響が高いと薬機法で指定された医療機器のことです。カラコンはドラックストアや通販などで簡単に買えますが、高度管理医療機器に指定されています。また、販売にも許可が必要です。
カラコンを買うときには眼科検診が必要
カラコンを購入するために、なぜ眼科での検診が必要なのか解説します。
自分にあうカラコンを選べるようになる
眼科で検診を受けると、目の健康状態を知るだけでなく、視力目の度数や自分の目にあうレンズのDIAやBCを調べることができます。DIAはレンズの直径を表す数値、BCはレンズのカーブを表す数値です。自分の目のサイズや形状、状態などを調べることで、目にフィットするカラコンがみつかります。
カラコンの扱い方を知ることができる
眼科検診では、カラコンのつけ外し方や、レンズのケア方法を指導してもらえます。レンズを初めてつける人が正しい扱い方を学ぶためだけでなく、日頃からレンズをつけている人も、自身が正しくレンズを扱えているかどうかを再確認するための良い機会になります。
処方箋はいつ使う?カラコン購入の流れ
ここでは、眼科検診からカラコンを購入するまでの全体的な流れについて解説します。
【STEP1】眼科での問診
眼科検診のひとつに問診があり、目の状態について簡単な質問をされます。過去に目の既往歴があるか、1日にパソコンをみる時間などを聞かれることがあります。異常やアレルギーがある場合は、問診にて伝えましょう。
【STEP2】検査・フィッティング
カラコンを装着するために、目の病気や傷の有無を調べます。目は人それぞれ違うため、カラコンの装着期間やレンズの形状、大きさなどを医師に相談しながら選びます。カラコンを選び終えたら、実際にフィッティングしてみましょう。
【STEP3】処方箋を受け取る・カラコン購入
一通り検診が終わったら、医師からBC・DIA・PWRなどが記載されている処方箋を受け取ります。処方箋を基に、自分にあうカラコンを販売店で購入します。
カラコンの購入先別メリット・デメリット
カラコン販売店には、さまざまなスタイルがありますので、それぞれについて解説します。
眼科併設店での購入
カラコンや視力矯正コンタクト専用のクリニックで購入できます。
メリット
眼科併設店では、検診・処方箋・購入の全てをクリニック内で一度に行えるため、カラコン初心者にとっては、安心して購入できるでしょう。
デメリット
通販などに比べてカラコンの種類が豊富ではないため、選択肢が多くありません。
その他店舗での店頭購入
カラコン専門店などの店舗でも購入できます。
メリット
好みに合わせてお気に入りのカラコンを選べるため、おしゃれを楽しみたい人におすすめの購入方法です。比較的リーズナブルな価格の商品が多く、割引やセールで買える可能性もあります。
デメリット
販売されているカラコンの中には、日本で安全性が認められていない海外商品もあるので注意しましょう。
通販での購入
メリット
好きな時間帯にスマホなどで気軽に買えるので便利です。各カラコンメーカーの商品を幅広く取り扱っている通販サイトが多いため、種類が豊富なうえ、在庫状況をもネットで確認しやすいのも特徴です。まとめ買いの特典やクーポンなどを利用して割引で買える可能性もあります。
デメリット
通販サイトによっては、「高度管理医療機器等販売業・貸与業許可証」がない場合もあるので注意が必要です。
おさえておきたいカラコン購入時の要点
カラコンを購入するために、必要なポイントについて解説します。
選ぶときのチェックポイントは?
装用期間
カラコンにはワンデータイプやマンスリータイプなどありますが、どのタイプも慣れるまでは眼科医の指示に従い1日6時間程度の装用から始め、少しずつ装用時間を伸ばしていきます。そして、就寝前には必ず外しましょう。ワンデータイプは1日使い捨てで手入れの必要がないため、初心者におすすめです。
販売許可
カラコンは「高度管理医療機器」に分類されるため、販売するには「高度管理医療機器販売業・貸与業許可」が必要です。また、カラコンは通販などで手軽に買えるアイテムですが、「厚生労働省承認番号」「高度管理医療機器承認番号」を得ているか確認する必要性があります。
カラコンや目に関する数値
着色直径
カラコンの着色されている部分の直径を表している数値です。数値が大きいほど目を大きくみせる効果が期待できます。カラコンの着色直径は、12~14mm前後が一般的とされています。
度数(パワー)| PWR/P/D/SPH
視力を補正する(矯正する)ために必要なレンズの強さを表した数値です。「Power」を略して「PWR」、他にも「P」や「D」などと表示されています。度数が合わないレンズは、目に負担をかけるため、必ず眼科で測定しましょう。
シリンダー|CYL/CY
乱視度数を表した数値です。「Cylindrical」の略で、「CYL」「CY」と表示されることがあります。シリンダーの数字は大きくなると、乱視を矯正する力が強くなります。
未成年のカラコン購入
未成年でも、カラコンは購入可能です。眼科を受診して自分にあうレンズを選べば問題ありません。ただし、保護者の同意が必要な通販サイトもあるため、確認しておきましょう。
眼科検診について
購入後の検診
カラコンを購入してからも、医師の指示に従って一定間隔で検診を受けましょう。違和感や異常がなくても、目のトラブルや視力の変化などを把握するために定期的な眼科受診は大切です。
2回目以降の購入
カラコンを継続して購入していく場合も、眼科検診が必要です。気が付かないうちに眼病になっている可能性や、視力が低下して見え方が変わることもあります。安心してカラコンを使用するためにも、定期的に眼科を受診しましょう。
度なしのカラコン購入
カラコンは高度管理医療機器に分類されるため、度数の有無に関係なく医師の指導のもと購入しましょう。眼科ではアレルギーの有無など目の健康状態を調べ、目のサイズも測定します。自分にあうレンズを選ぶためにも、度なしのカラコンでも眼科受診は必要です。
まとめ
カラコンはおしゃれを楽しむアイテムのひとつですが、医師の指導が必要な高度管理医療機器に分類されます。安全に使うためにも、必ず眼科を受診して処方箋の内容に沿ったレンズを購入しましょう。
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