カラコンをつけたいけれど、何となく怖いと思っている人に向けて、解説策を解説します。カラコンをつけるのが怖いと感じる理由を解説した上で、カラコンを選ぶ際に必要な基本知識、正しい装着方法・外し方などを知ることで、カラコンに対する恐怖感はなくなります。カラコンをつけるのが怖いという気持ちを克服し、おしゃれを楽しんでください。

「怖い」「平気」初めてカラコンを使用した人の感想は?

初めてカラコンをつけた時は、「緊張して装着に時間がかかった」という意見が多いです。正しい使用方法を知らないことで、恐怖心を感じたという人もいます。ただし試行錯誤を繰り返すうちにほとんどの人が慣れてくるため、怖かったのは最初だけという人は珍しくありません。目にモノを入れる恐怖感さえ乗り越えれば、誰でも脱着できるようになります。

カラコンをするのが「怖い」理由とは?

なぜ、カラコンが怖いと感じるのか、具体的な理由を解説しましょう。

カラコンの選び方がよくわからない

外箱に記載されている数値の見方が分からないなど、自分に合うものか判断できないことが多く、カラコンを使うのが怖いと感じることがあります。初めてカラコンを購入する際は、病院に行って検査する必要があるため、病院で詳しく説明を聞くとよいでしょう。

目の中に手や異物を入れるのが怖い

カラコンは、目の中に入れて使うため、目に手や異物としてのカラコンを入れるのを怖いと感じる人は多いです。眼球に手が触れる、目を触るという行為は普通の生活ではありえないため、怖いと感じてしまいますが、練習すれば、簡単に装着できるようになります。

カラコンが目の裏側まで移動しないか不安

カラコンが目の裏側まで異動してしまうのではないかという不安から怖いと感じる人も多いです。目の構造上、カラコンが眼球の裏側まで移動することはありません。目をこするなどして多少カラコンが動くことはありますが、使い慣れてくると、鏡を見ながら、元の位置に戻せるようになります。

目の病気や失明の可能性に対する不安

カラコンによる目の病気や失明の可能性に対する不安から怖くなり、使用を躊躇することがあります。カラコンだけでなくコンタクトレンズは、正しく取り扱わないことによって眼球が傷つくことがあり、放置すると眼病につながる可能性はあります。正しいケア方法を怠らなければ、カラコンによる目のトラブルは抑えられるため、正しいケア方法を知り、きちんと行うようにしましょう。

カラコンに対する「怖い」を解決するポイントとは?

カラコンに対する「怖い」を解決するためのポイントを解説します。

カラコンに関する正しい知識を深める

カラコンに対する怖いという思いを解決するために、カラコンに関する正しい知識を把握しましょう。PWR・BC・DIAなど、カラコンに関する数値が持つ意味、自分に合うカラコンを安全に選ぶ方法を解説します。これらの数値はすべて、病院で計測できるので、初めてカラコンを購入する際は、必ず病院に行く必要があります。

PWR

PWRは、視力補正値を表し、製品によっては「P」や「D」と記載することもあります。度の入っていない状態を「0.00」とし「+」「-」の記号を用いて、度数を表します。「±0.00」と記載されている場合は、度が入っていません。「+」は遠視、「-」は近視を表し、数値が大きくなるほど、矯正の度数が強くなります。

DIA

DIAはカラコンのレンズの直径を表し、「mm」で表記されます。DIAの数値が小さい方が装着しやすく、目に負担がかかりません。初めてカラコンを使う際は、一般的な大きさである14mmをおすすめします。

着色直径

着色直径は、レンズの着色部分の直径を表し、この大きさによって、黒目の見え方が変わります。日本人の黒目の直径11mm~12mmなので、黒目を大きく見せたい場合は、12mmより大きな着色直径のカラコンがおすすめです。

含水率

含水率は、カラコンに含まれる水分量を表したもので、50%以上のものは高含水率、50%未満のものは低含水率として分類されます。高含水率のカラコンは、装着時の着け心地がよく眼球に無理なくフィットするため初心者におすすめします。ただし、高含水率のカラコンは目から水分を吸収することで、高含水率を保とうとするため、目が乾燥しやすい人は、低含水率のカラコンをつけることをおすすめします。

DK

DKは、カラコンを通過する酸素の指数を表します。酸素透過係数と呼ばれ、大きくなるほど酸素が多くカラコンを通過し、角膜に供給される酸素量が多くなります。角膜は呼吸をしているため、酸素が行き渡らないと、さまざまなトラブルを引き起こす可能性があります。

正しい装着方法・外し方を知る

正しい装着方法や外し方を知ることで、安心してカラコンを使用できます。カラコンで目の病気や失明などの事故が発生するのは、誤った方法でカラコンを扱っているためです。

「怖い」がなくなる!カラコンの正しい装着方法・外し方

カラコンの正しい装着方法・外し方を紹介します。カラコンは正しく使用すると怖くはないです。

装着方法

装着前の確認

カラコンを装着する前に、爪の長さや目の状態などを確認した上で手洗いをし、特に指を清潔にします。爪が長いと、目とカラコンに傷をつける危険があるため、カラコンを装着する際に使う指の爪は、短くしておくことをおすすめします。目が充血していたり、痛みを感じたりする場合は、カラコンをつけるのをやめ、眼科を受診しましょう。

カラコンの確認

カラコンを装着する際は、カラコンの表裏を間違えないようによく確認しましょう。指先にのせた時に、きれいなお椀型であれば、カラコンの表裏が正しく設定されています。縁の部分が若干外側に向いている場合は、表裏が逆になっていることがあるので、元に戻す必要があります。

目にカラコンをのせる

指で上下の瞼を広げ、鏡を見ながらカラコンを目にのせます。最初のうちは、1回で成功しないこともありますが、焦らずゆっくりとチャレンジしましょう。

装着感を確認

カラコンがきちんと目に装着できているか、目に違和感がないかなどを、瞼を開閉するなどして確認します。しっかり装着できたら片目をかくして、視力を確認しましょう。もう片方の目も同様に、装着感と視力をチェックします。

外し方

カラコンを黒目からずらす

カラコン装着時と同様に手指を洗い、指で上下の瞼を広げ、カラコンを黒目から白目部分にずらします。ずらしにくい場合は、まばたきをし、涙でカラコンを滑りやすくします。カラコン専用の目薬を使うのもおすすめです。力を入れすぎてカラコンを傷つけたり、眼球を圧迫したりしないように注意しましょう。

カラコンをつまんで外す

白目部分に移動させたら、そのまま指でつまんでカラコンを外します。眼球に直接触れないように、カラコン部分だけに触れるようにし、慎重に取り除きましょう。痛みや充血など目に違和感がある場合は、眼科を受診してください。

カラコンをつけるのが怖い人必見!装着しやすくするポイントとは?

カラコンをつけるのが怖い人でも、今すぐ実践できるポイントを紹介します。

目薬をさす

目薬をさして目を潤しておくと、カラコンを装着しやすくなります。カラコン側にも目薬を少々滴下しておくと、目にスムーズに装着できます。目が乾燥した状態でカラコンをつけると、上手く目に装着できず、カラコンがしわになったり、カラコン同士がくっついてしまったりして、装着が難しくなることがあります。

目を見開く

カラコン装着時には、できるだけ大きく目を見開くようにしましょう。カラコンの直径より大きく目を見開かなければ、カラコンは目に入りません。目の見開きが小さいと、カラコンの縁が瞼に引っかかってしまいます。初めてカラコンを使う人は、カラコンを目に入れる瞬間に瞼を閉じてしまいがちですが、装着時はしっかりと目を見開くように努めましょう。

目線をまっすぐにする

カラコン装着時には、鏡をしっかりとみて、目線をまっすぐにして、自分の目だけを見ましょう。目だけに意識が集中するので、カラコンをのせた指を意識せずに、カラコンを装着できます。

ゆっくりカラコンをのせた指を離す

カラコン装着時には、黒目部分にカラコンをのせた後、ゆっくりとカラコンから指を話しましょう。急に指を離したり、まばたきをしたりすると、カラコンがはずれてしまうことがあります。

白目にふれても大丈夫

白目部分は、ほとんど痛みを感じないため、手で触れても大丈夫です。触れても痛くない箇所があると分かれば、カラコンを目に入れる怖さがなくなり、装着しやすくなるでしょう。黒目である角膜部分は、繊細で痛みをかんじるため、気をつけましょう

安全にカラコンを使い続けるために知っておきたいこと

安全にカラコンを使い続けるために、知っておきたいポイントを紹介します。

適切な装着時間で使用する

カラコンは長くつけすぎると、充血や乾燥の原因となる可能性があります。最初のうちは装着時間を6時間程度にして、目の状態や着け心地を確認しましょう。慣れてきたら徐々に装着時間を増やしてください。、標準的な装着時間は12~14時間です。医療機関を受診し、自分に合った装着時間を尋ねることをおすすめします。

就寝時には外す

カラコンは、就寝時には必ず外しましょう。カラコンをつけたまま寝ると、酸素不足などの原因で、眼病を起こすことがあります。

洗顔やシャワーの際には外す

洗顔やシャワーの際には必ず外しましょう。カラコンをつけたまま顔に水がかかると、水で流れ落ちて、紛失してしまう可能性があります。細菌が付着することもあり、細菌が繁殖した不衛生なカラコンを再利用するのは眼病の原因となり危険です。

清潔であることを意識する

カラコンの装着時・保存時共に、清潔に行うことを意識しましょう。使用する前には必ず石けんで手洗いをし、常に清潔な状態でカラコンを扱う必要があります。ワンデーカラコン以外は、正しいケアを行わないと、不衛生になり眼病の原因となります。

暗い場所での運転や機械の操作時には気をつける

カラコンの装用により、暗い場所では見えにくいことがあります。暗い場所での車などの運転・機械の操作時には注意してください。目に少しでも違和感があれば、運転や機械の操作ミスにつながり、重大な事故に繋がる可能性もあります。カラコンはレンズに着色されているため、夜間作業には不向きです。運転と機械操作は気をつけましょう。

激しいスポーツ等での装用に気をつける

激しいスポーツ等ではカラコンがずれて視界を妨げることがあるため、注意してください。

定期的に眼科検診を受ける

カラコンを使用する際は、必ず定期的に眼科検診を受けましょう。最低3か月に1回は検診を受け、目に見えない異常がないことを確認する必要があります。痛みや痒みなど、トラブルがなくても、必ず眼科医の診察を受けることをおすすめします。

まとめ

カラコンが怖いと感じるのは、目に異物を入れることに対する不安や、カラコンのことをよく知らないことが主な原因です。正しい装着方法やケア方法を知ることで、カラコンを使用する恐怖感をなくせます。

ココビューモは、粧美堂株式会社が運営しているECショップです。通常のコンタクトレンズの他に、さまざまなブランドのカラコンやつけまつ毛などを取り扱っています。カラコンが怖い人向けに正しい使用方法やケア方法も解説しています。

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